クロアチア紀行②:折り紙で国際交流

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クロアチアの首都に到着!

前回の記事では、クロアチア旅行の序章として立ち寄ったスロベニアの様子や、バスで南下した経路を紹介した。

さて、長距離バスに揺られること2時間ちょっとで、スロベニアの首都リュブリャナから、クロアチアの首都ザグレブに到着。国境でのコントロールも何もなく、気がつけばクロアチア側の高速道路に入っていた。

丸みを帯びた綺麗な建物のバルコニーに、日本の国旗が掲げられている
バスターミナルから中心街へと歩いている途中で、バルコニーに日の丸を発見!実はここは在クロアチア日本国大使館

クロアチアの町の詳しい紹介や観光案内は、現地在住の方々のブログを見ていただくのが一番と思うので、これからの記事ではドイツから行った私が受けた印象と、個人的に面白かったエピソードを紹介したい。

ザグレブは首都ではあるが、ベルリンと比べるとコンパクトで、旧市街地付近の観光名所はすべて徒歩で見て回ることができる。私が訪れた時期はちょうど至る所で補修工事が行われており、大聖堂なども半分が足場で隠れてしまっていて綺麗な写真を撮れなかったのは少し残念。

イェラチッチ総督の騎馬像が立つ広場
ザグレブの中心的な広場・イェラチッチ広場は補修中ではなかった

2泊しかしなかったのに、私とDが気に入ってLa Štrukというお店に2回食べにいったのは、クロアチア北部の名物というシュトゥルクリ。パンケーキのようなパイのような生地に色々な材料を巻いた料理で、焼いたり茹でたりして食べられるそう。私たちが感激したのは、クリームソースをたっぷりかけてオーブンで焼いたグラタンのようなヴァージョン。食事系とスイーツ系の両方がある。

四角いグラタン皿に入った二人分の料理
手前はパンプキンシード&チーズ、奥はりんご&シナモン入り。私が一番好きだったのは、別の日に食べたトリュフペースト入りのシュトゥルクリ

親日家のアパートのオーナー

しかし何よりもザグレブで思い出深かったのは、滞在したArtissimo Apartmentsというアパートのオーナーとの出会いである。

某大手予約サイトで予約していたのだが、私たちが到着する前にオーナーから英語で連絡があり、「到着時間を言ってもらえればアパートの前で出迎えます」という。何度かメッセージをやりとりしながら、無事にアパート付近で落ち合えたのは、背が高くがっしりとしたクロアチア人の男性だった。

ちょっと面食らうくらいフレンドリーな人で、私たちが借りた一室の中で色々とアパートについて説明してくれた他に、前もって観光名所を手書きでマークした地図をくれたり、困ったことや質問があったらいつでも連絡するようにと何度も念押しされたり、「とりあえず思いつく限りの情報を送るね」とお勧めの観光名所・レストラン・ミュージアムのリンクを送ってくれたりした。彼自身とその家族も、貸し出しているアパートのすぐ近くに住んでいるのだという。

網のドアと木製のドアが二重になった、旧式のエレベーター
アパートにあった手動でドアを開け閉めする木製のレトロなエレベーター。オーナー曰く100年は経っている年代ものだが、今でもちゃんと動く

そして、宿泊者情報の登録に必要ということで(クロアチアでは登録が義務付けられているそうだ)、私とDが身分証明証を取り出すと、私のパスポートを見たオーナーの目が輝いた。

きみ、日本人なの??

そうです、と答えると、「ワンダフル!なんて素晴らしいんだ!」と屈託のない笑顔でしきりに褒められる。というのも、彼自身は日本に行ったことがまだないが、奥さんが大の日本好きで旅行に行ったこともあり、彼らがアパートの貸し出しを始めた時に最初に予約してくれたのも偶然日本人で、とても感じの良いゲストたちだったそうだ。

そんな親日家のオーナーからは、2泊3日の滞在中、頻繁にメッセージが届いた。「元気?」「困ったことはない?」「楽しんでる?」などなど…。私たちも彼のお勧め情報を参考にしつつ観光していたので、「教えてもらった所にいるよ〜」などと返信し、コミュニケーションが続いた。

ドーム型の屋根がある塔がいくつも一列に並び、壁のようになった正門
オーナーから聞かなければ知らなかった場所の一つ、ザグレブ郊外の隠れた観光スポット「ミロゴイ墓地」。見事な回廊があり緑豊かで美しい墓地

そして、チェックアウトした(といっても部屋の中に鍵を残してアパートを出ていくだけ)3日目の朝、オーナーに滞在中のお礼と、「今からお勧めしてもらったカフェにブランチを食べにいきます。色々とアドバイスありがとう!」というメッセージを送った。

そして私とDがカフェでメニューをじっくり見ていると、突然テーブルの隣に人影が2つ現れた。はっとして私たちが顔を上げれば、なんとそこにはオーナーとその奥さんが

メッセージありがとう!ちょうど僕たちも近くのマーケットにいたから会いに来たよ

泊まってくれて嬉しかったと何度もお礼を言われたり握手されたりし、「あ、マーケットで旬のイチゴを買ったからどう?」とイチゴまで分けてくれた。

そしてせっかくだから写真を撮ろうということになり、「お姉さん、写真撮って!」とオーナーがウェイトレスさんに頼んで撮ってもらったのが下の写真である(オーナー、カフェのお客さんではないのだが…)。その後またひとしきり双方からお礼を言ったり、いつかまた会いましょうねと言ったりして笑顔で別れ、オーナー夫妻はカフェから出ていった。

私、D、オーナー夫妻が肩を組んで写っている店内の写真
アパートのオーナーというより、ホストファミリーができたような感じである

そしてその数時間後、再びオーナーからメッセージが届いた。実はチェックアウトするとき、私は手元にあったコピー用紙の切れ端で小さな鶴を折って鍵と一緒に置いておいたのだが、それを見つけてテンションの高いお礼が送られてきたのである。

絵文字の多用されたメッセージと、折り鶴の写真
折り鶴でちょっとした国際交流をした気分に

オーナーの口癖が「Enjoy Zagreb! Enjoy life!」だったので、私とDの間でその後しばらく「Enjoy life!」と言うのがブームに。笑

ドイツ企業のクロアチア進出

ところで、クロアチアに入ってから驚いたのが、KauflandLidldmなど、ドイツ在住者にはお馴染みのドイツのスーパーやドラッグストアが多く進出していることである。

お店に入ると見覚えのある商品がずらっと並んでおり、パッケージの商品名や裏面の原材料表示などもドイツ語のままで、場合によってはクロアチア語の表示が上からシールで貼られていた。クロアチア産の商品もあるにはあるが、ドイツからの輸入品の方が圧倒的に多い印象だった。もちろん各スーパーやドラッグストアのプライベートブランドの商品も一通り置かれている。

オレンジ色の容器の背面には、ドイツ語での成分表示の上からクロアチア語のシールが貼られている
私がクロアチアのdmで購入したミニサイズの日焼け止めクリームもドイツ産で、クロアチア語の成分表示がシールで貼られている

2023年1月からユーロが導入されたばかりのクロアチアでは、まだ消費者にとってユーロの感覚が浸透していないものと見え、クーナ(2022年までの独自通貨)での換算が併記されているお店もあった。

お菓子の陳列コーナーでは、Kauflandのプライベートブランドの商品も並んでいる
Kauflandにて撮影。ユーロの表示の下には、クーナでの値段も書かれている
外国紀行
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ドイツ舞姫ジャーナル

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